1年間
14名程度
農業大学校の栽培施設(ハウス)や露地ほ場等を利用して、就農に必要な野菜栽培についての実践的な知識・技術を学びます。
狀地 貴裕 (栽培品目:にら)施設園芸
「みやざき農業実践塾」では、塾生一人ひとりに割り当てられたハウスで、自らの研修品目について栽培管理を学びます。4アールの小規模なハウスですが、植物とじっくり向き合うことができ、先生方の熱心な指導のもと、確かな技術が身についていると感じています。また、他の研修機関が対応していない品目の研修生も柔軟に受け入れていることや、露地野菜をはじめ、塾で栽培する多様な品目に触れることができるのも魅力です。
親元就農のため、もともと農作業の経験があった私でしたが、実践塾で宮崎県の標準的な栽培方法を学ぶ中で、作業の意味を再確認できたり、我が家の農業の良い点や改善すべき点が分かったり、より良いやり方が見つかったりと、日々、意義深い研修ができています。
農業は、人が生きていく上で欠かせない「食」を担うかけがえのない仕事です。そんな仕事に就くことに誇りを持ち、就農後は、次の世代がやりたいと思ってくれるような魅力的な農業を展開していきたいです。
小谷 晃史(栽培品目:きゅうり)施設園芸
私の前職は建築業の職人です。実家の家庭菜園も手伝ったことがない私が農業を志すことになるとは数年前まで思ってもいませんでした。きっかけは3年前、兄が農業を始めたことです。兄を手伝っていく中で、いろんな農家さんと関わるようになり、次第に自分も農業を始めてみたいと思うようになりました。
入塾してから一番驚いたことは手厚い就農支援です。就農コーディネーターが県内の空きハウスや土地の情報をもとに現地に連れて行ってくれたり、農業委員の方や地主さんとの架け橋になってくれます。自分も無事、就農地が見つかり安心して就農に向かうことができています。栽培の面においては、4aのハウスで実際に栽培管理を行っていきます。先生方に基本的な栽培方法を教えてもらいつつ、個々のやってみたいことも相談しながら挑戦させてもらえます。
実践塾は県内各地に就農の実績があるので、就農地も柔軟に対応できるのが強みだと思います。